このトレーニング法は「ヘビーデューティー・トレーニング」といい、私の尊敬するパーソナルトレーナーのマイク・メンツァーが考え出したトレーニング法です。
トレーニングのやり方はスロートレーニングに似ていると思いますが、休息のとり方は独自の理論を持っていますね。
そのトレーニング法を元にワークアウト・ルーティーンを作って見ました。
本格的にスポーツクラブで鍛える人の為のプログラムを紹介しておきますね。
もちろん自宅でもチューブやダンベルを使って同じようなトレーニングを行うこともできます。
ここでは全身を二分割するトレーニング・ルーティーンと三分割して行うトレーニング・ルーティーンを紹介します。一度に全身をトレーニングするよりも、全身を三つに分けたほうがトレーニングも集中できますし、疲れきってしまうこともありません。トレーニングで得られる効果も高くなります。
全身を2分割するトレーニング・ルーティーン
DAY1
●胸のエクササイズ(大胸筋)
@マシン・チェストプレスorベンチプレス US−M1/2×6R、MS−6〜10R+DS−1S
Aペックデック・フライorダンベル・フライ 6〜10R+DS−1S
●肩のエクササイズ(三角筋)
@マシン・サイド・ラレラルレイズorダンベル・サイドレイズ MS−6〜10R+DS−1S
●腕の後ろ側のエクササイズ(上腕三頭筋)
@マシン・トライセプス・エクステンションorトライセプス・プレスダウン MS−6〜10R+DS−1S
●足の前側のエクササイズ(大腿四頭筋)
@レッグプレスorバーベル・スクワット US−M1/2×8R、MS−8〜15R+DS−1S
Aレッグ・エクステンション MS−8〜15R+DS−1S
●お腹のエクササイズ(腹直筋)
@マシン・クランチorシットアップ MS−12〜20R−1S
トレーニング間の休息は4日〜14日とする。
DAY2
●背中のエクササイズ(広背筋)
@ラットマシン・フロント・プルダウンorワイドグリップ・フロント・チンニング US−M1/2×6R、MS−6〜10R+DS−1S
Aロープリーローイングorベントオーバーローイング MS−6〜10R+DS−1S
●腰のエクササイズ(脊柱起立筋)
@マシン・バック・エクステンションorバックエクステンション MS−8〜15R+DS−1S
●腕の前側のエクササイズ(上腕二頭筋)
@マシン・バイセプス・カールorバーベル・カール MS−6〜10R+DS−1S
Aレッグ・エクステンション MS−8〜15R+DS−1S
●足の後ろ側のエクササイズ
@レッグ・カール 8〜15R+DS−1S
●ふくらはぎのエクササイズ(下腿三頭筋)
@マシン・カーフレイズorシングルレッグ・カーフレイズ MS−12〜20R+DS−1S
全身を3分割するトレーニング・ルーティーン
DAY1
●胸のエクササイズ(大胸筋)
@マシン・チェストプレスorベンチプレスUS−M1/2×6R、MS−6〜10R+DS−1S
Aペックデック・フライorダンベル・フライ 6〜10R+DS−1S
●肩のエクササイズ(三角筋)
@マシン・サイド・ラレラルレイズorダンベル・サイドレイズ MS−6〜10R+DS−1S
●腕の後ろ側のエクササイズ(上腕三頭筋)
@マシン・トライセプス・エクステンションorトライセプス・プレスダウン MS−6〜10R+DS−1S
トレーニング間の休息は2日〜6日とする。
DAY2
●背中のエクササイズ(広背筋)
@ラットマシン・フロント・プルダウンorワイドグリップ・フロント・チンニング US−M1/2×6R、MS−6〜10R+DS−1S
Aマシン・ローイングorロープリーローイングorベントオーバー・ローイング MS−6〜10R+DS−1S
●腰のエクササイズ(脊柱起立筋)
@マシン・バック・エクステンションorバックエクステンション MS−8〜15R+DS−1S
●腕の前側のエクササイズ(上腕二頭筋)
@マシン・バイセプス・カールorバーベル・カール MS−6〜10R+DS−1S
トレーニング間の休息は2日〜6日とする。
DAY3
●足の前側のエクササイズ(大腿四頭筋)
@レッグプレスorバーベル・スクワット US−M1/2×8R、MS−8〜15R+DS−1S
Aレッグ・エクステンション MS−8〜15R+DS−1S
●足の後ろ側のエクササイズ
@レッグ・カール MS−8〜15R+DS−1S
●ふくらはぎのエクササイズ(下腿三頭筋)
@マシン・カーフレイズorシングルレッグ・カーフレイズ MS−12〜20R+DS−1S
●お腹のエクササイズ(腹直筋)
@マシン・クランチorシットアップ MS−12〜20R−1S
★記号の解説
◎US アップセット(本番セットの前のウォーミングアップのためのセット。動作の限界まで追い込まないで余裕を持って行う。筋肉を温めて、ストレッチも兼ねています。)
◎MS メインセット(本番となるセットで動作の限界まで追い込む。6〜10Rなら6回から10回で限界になる重量でエクササイズを行うことになります。)
◎R レップ(エクササイズを反復する動作回数を表す。)
◎DS ドロップセット (エクササイズを限界まで行った後に、重量をすぐに10%〜20%軽くしてエクササイズを続ける)
ドロップセットとは『高強度テクニック』といわれるもので、セットの強度を飛躍的に高めるものです。そのほかの高強度テクニックにはフォーストレップスやレストポーズなどと言われるものがあります。
●注意事項
ドロップセットなどの『高強度テクニック』は毎回のトレーニングで行わないでください。例えば胸のトレーニングなら三回に一度、二種目あるうちのどちらか一種目で行うようにしてください。頻繁に行うと筋肉の疲労がきつくなり過ぎて、十分に筋肉が回復しにくくなるからです。
◎S セット(複数回のレップを行った単位)
例えばDAY1のトレーニングを詳しく解説していくと、初めに胸の種目であるマシン・チェストプレスで、メインセットの1/2の重量で5回反復します。
次にインターバルを30秒程度とって、本番となるメインセットで限界まで追い込みます。
メインセットは動作ができなくなる限界まで反復します。6〜10の設定なら、初めは6回が限界になる重量で初めて、トレーニングを行っていくうちに10回できるようになったら、重量を5%ぐらい上げてまた6回が限界の重量にしていきます。
メインセットで限界まで反復したら、すぐに重量を10%〜20%ぐらい軽くしてさらに動作を続けます。最低でも2回ぐらいは反復できるぐらい重量を軽くします。これをドロップセット(DS)といい、セットの強度を飛躍的に上げるテクニックです。しかし、注意点としてドロップセットは強度が高くなり過ぎるので、頻繁に行わないようにしてください。時々三回に一度ぐらいの頻度で、二種目行う筋肉なら、どちらか一種目に行うようにしてください。毎回のトレーニングですべての種目でドロップセットを行うと、筋肉が必要以上に疲労してしまって、十分に回復ができなくなることがあるので注意してください。ドロップセット以外に、フォーストレップスやレストポーズなどといったいわゆる『高強度テクニック』という、強度を飛躍的に高めるテクニックがありますが、
ウォープアップセットは、初めのチェストプレスだけ行い、以下のエクササイズはメインセットのみで構いません。チェストプレスはコンパウンドエクササイズ(多関節運動)で、胸以外にも肩や上腕三頭筋も使うので、あえて他のエクササイズではウォームアップを行う必要はありません。
DAY2、DAY3も同じような流れになります。
注意点
●ウォーミングアップのセット間のインターバル(休憩)は30秒程度で十分です。
●エクササイズとエクササイズの間の休憩は、十分に呼吸が整うまで休むようにして下さい。
●筋肉の発達はエクササイズの回数が増えるか、重量が増えるかなど、筋力の増加を目安にして下さい。見た目で判断しようとしても、脂肪のつき方で見え方が変わるので、あくまでもどのぐらいの重量でどのぐらいの回数ができたかを、発達の目安にするようにしてください。
●メインセットの回数が上限に達したら、重量を5%ぐらい重くしてください。)
●筋肉の発達が見られなくなった場合は、トレーニングの頻度を少なくしてください。例えば二分割の場合なら最初はトレーニング間に4日間休みますが、発達が停滞してきたら、7日間に変更し、更に停滞したら、10日間、14日間と頻度を減らしていきます。三分割なら最初は月、火、水とほぼ次のトレーニングまで2日の休みを入れますが、発達が停滞してきたら、頻度を減らして、トレーニングの間に5日間の休息、更に停滞したら7日間、9日間と休息を増やして、トレーニングを行う頻度を減らしていきます。注意点として、頻度を減らす場合は新たな頻度に変更する前に、完全に2週間ほどトレーニングを休んでから、トレーニングを再開してください。頻度を減らした新たなルーティーンを行う前に、完全に肉体の疲労を取り除くためです。
●筋肉の回復の能力もトレーニングによって向上していきますが、ある程度しか向上しません。筋肉は回復能力以上に発達するので、継続的な筋肉の発達を得るためには、トレーニングの頻度を減らして十分に筋肉が回復する時間を与える必要があります。小さい筋肉よりも大きい筋肉の方が回復に時間がかかるのです。
●ドロップセットのような高強度テクニックは頻繁に使わないようにしてください。一つの部位に対して三回に一度ぐらい、一種目に取り入れる程度にしてください。
●ストレッチを最後に行って終わってください。
●トレーニング前にストレッチを行うと、トレーニングで十分に筋肉を追い込めませんので、トレーニング前のストレッチは行わないほうがよいです。ウォームアップセットでゆっくりと広い稼動域で行うことでストレッチの効果も得ることができます。
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